好き嫌い、子供が野菜を食べてくれない。。多くの方が子育てで経験する子供の野菜嫌い。私の子育て経験から子供に野菜を食べてもらった（感動！）解決方法をお伝えします。
子供が気づかないように食べさせるのは解決策にはならない
どうやって食べさせるか、細かく刻んで子供に気づかれないように混ぜたり、いろいろ工夫されていると思いますが、子供たちは宝物でも探すかのように、料理の中から小さなニンジンを見つけて食欲を失ったりします。
気づかれずに完食してくれたとして、「実はニンジン入っていたんだよ！もうニンジン食べることができるね！」と言ってもそう簡単な話ではなく、「だまされた。次からはもう少し用心深く野菜が入ってないか探ろう。」と気を引き締めているかもしれません。
なぜ、子供たちが野菜嫌いなのか？一般的には野菜の苦味が原因だと言われます。「野菜＝葉物を中心とした緑の食べ物」がひとくくりにされていて、その緑の食べ物と同じ野菜コーナーで売られているトマト、ナス、玉ねぎ、等々の仲間たちも食べたことのないものでも、いわゆる野菜食わず嫌いが発動します。では、どうやって子供に野菜を食べてもらいましょうか？
子供に野菜であることを隠して食べさせても、経験上、継続して野菜を食べるようにはならないです。野菜であることを認識させた上で食べさせて、食べることのできる野菜の数を増やしていくのが良いと思います。「そんな簡単じゃない」とうい声が聞こえてきそうですが、ぜひ試して欲しい方法があります。
子供が野菜を食べないを解決するゲーム（おとこのこ編）
とくに男の子は敵と戦うヒーローが大好き、野菜を食べて敵を倒すこちらをご利用（※）ください。プリントして、冷蔵庫などに貼って子供が自分でチェックできるようにしてください。
5種の野菜を食べるとクリアできるロールプレイングゲーム形式です。ザコ敵（戦隊モノには昔からいます）を2人倒すと、背後に控えるボス敵に挑戦！ザコ敵は１種の野菜を食べれば撃破、ボス敵は3種の野菜を食べれば撃破です。それぞれの敵には、弱点（野菜の名前を無理のない程度で書き込んでください）があり、指定の野菜を食べることで、敵を攻撃するシステムです。
ヒーロー系番組の何が面白いかというと、「序盤は苦戦するけど、最後には必ず勝つ」という苦戦を乗り越えて強敵を倒すというところにあります。「野菜を食べることの苦難を乗り越えて、敵をたおす」ことで自分のなかにヒーローの血が目覚めるはずです。ボスを倒した時には今まで食べず嫌いをしていた野菜も含めて子供たちは5種の野菜を食べる経験をしたことになります。その中から問題なく食べていた野菜を2種、3種と増やしていってください。ゲームの乗りで食べてみたものの無理そうだった野菜は控えめにして、「野菜＝不味い」の感覚を減らしていってください。
（※）男の子用の敵を倒す設定のゲームはパパの落書き程度でじゅうぶん。テレビアニメやヒーローものなんかをオマージュしたオリジナルの敵キャラを描いて、子供と一緒に楽しみましょう！
食事に楽しさ＝ゲーム要素をプラスする
食事に楽しさをプラスして欲しいのです。「家族で楽しく食事してる」と言う方もいるかと思いますが、それも大事ですが、子供にとっての楽しさをそこに加えることです。子供の好きなことを考えると、TVのヒーロー、電車、お店屋さんごっこ、お絵描き、等々の遊びが何より楽しいのですから、食事に子供の好きなことを取り入れたゲーム性をとりいれれば良いのです。
我が子は戦隊と仮面ライダーのヒーローものTVが大好きでしたから、野菜を食べることで敵を倒していくロールプレイング要素を食事に加えて、それまでほとんど食べることができなかった野菜を少しずつ食べれるようにしていきました。子供ものりのりで、あの怪人を倒すためにピーマンを食べなくてはいけない、とか、あとはホウレンソウでボスを倒せるとか言って野菜を食べました。
このページからダウンロードできる「ボスキャラと雑魚キャラを野菜を食べて倒すゲーム」で、食事に楽しさをプラスしてください。
注意：欲張りすぎは逆効果、子供の立場で考える
ここでの注意点があります。野菜を食べて、「意外と美味しいかも」と思ってもらうことが、今後のために必要です。ですから、最初は「野菜＝苦味」という子供の本能での認識を取り去ってあげる必要があります。「健康のために薄味で、素材の味を生かして〜！」なんて言っていると、本格的にガードが固まってしまうので、野菜の味＝苦味を殺してしっかりとした味付けで料理してください。第一歩で「そんなに野菜って不味くないね」と思ってくれれば、食べれる野菜が増えていくはずです。
それから、ゲームは難しすぎるとやめたくなるのは大人も子供もいっしょで、クリアした爽快感あっての難所へのチャレンジだと言うことを忘れてはいけません。フライドポテトが好きならばジャガイモを、スイカがすきならばスイカを、フルーツを混ぜてもいいかもしれません。とにかく簡単なところと難しいところのメリハリをつけて、野菜を食べていく（クリアしていく）喜びを味合わせてあげてください。
