海外でも人気のミールキット「HELLO FRESH」とは

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破産開始決定!

世界最大のミールキットデリバリーサービス。

2021年4月にサービスHELLO FRESHの日本法人が破産した。国内の同業他社との競合が激化、特に、OisixやAmazon Freshなどの大手企業とのあいだで、価格面や配送面で劣位に立たされていたようです。コロナ禍が終わり、巣ごもり生活がほぼ解消、巣ごもり需要が減少したことも大きな要因でしょう。

同じようにコロナ巣ごもり需要で、業績を伸ばした同業種の企業の今後が気になりますね。

HELLO FRESH(ハローフレッシュ)とは

残念ながら破産撤退となりましたが、日本では2022年4月にサービスが開始していた、世界17か国で展開されているドイツ発のミールキットブランド「Hello Fresh」。累計配達食数、約10億食、利用者数720万人を記録する「Hello Fresh」とは?

HelloFreshは、ミールキットのサブスクリプションサービスを展開するドイツ発のミールキットブランドです。これまで世界17カ国で約10億食以上のミールキットを提供し、世界中のミールキット市場で大きなシェアを獲得してきました。現在はニューヨーク、ベルリン、ミラノ、そして東京を含む世界17都市にオフィスを構え、2022年4月からはアジアで最初の市場として日本での本格サービスを開始しました。*(世界展開数上位3社が公表している利用者数データに基づく(2022年3月時点。)

HELLO FRESH公式ページより
  • 毎週好きなレシピを選んで、新鮮な食材を専用のパックで届けてくれる。
  • ヤマト運輸で配送されるので、曜日、配達時間帯を自由に指定可能、もちろん荷物の追跡も可能。
  • 送料はひと箱あたり一律330円(税込)で安心。
  • 入会金・年会費不要。
  • 料理に要する時間が短縮、メニューに調理目安時間が記載されているので参考になる。
  • 無駄な買い物もなくなり、食品ロス削減にも貢献。
  • HelloFreshの専属シェフ考案によるレシピ。
  • 累計配達食数10億食の安心感。
  • アクティブユーザー数は世界17か国で720万人。

安全と高品質が約束されている食材?

実際に手に取って品定めできないミールキットの食材にとって、安心安全で、高品質であることを確認できる裏付けはどこにあるのか、考えることがあります。

肉、魚、野菜、果物、等、様々な食材をレシピに合わせて配送してもらえるミールキットの性質上、農家直送などの生産者の顔が見える食材調達体制は難しい。そうなると様々な食材をパッケージングする体制に信頼性がもとめられます。

「Hello Fresh」の場合、その信頼性をどのように裏付けているか?

GFSI(グローバル食品安全イニシアチブ認証)に準拠した本当に信頼のできる仕入先とパートナーシップを構築することで、信頼性を構築しています。安全で高品質な食材の調達体制を独自の物流拠点を設置することで、配送までの工程が短縮され、新鮮な食材が手元に届くことになります。

海外でもミールキットは使われているのか?

日本でも本格的に広がりを見せているミールキットですが、海外でも2012年ころから急速にニーズが高まっています。特に共働き世帯の多いアメリカやヨーロッパの国々で、広がりをみせています。

インターネットで買い物をすることに抵抗のない、1980年以降くらいの生まれの世代が、食材をネットで購入するようになり、バラバラに食材を買うよりもセットになっているミールキットを購入したほうが、レシピを考える必要もなく、また、無駄な買い物をしなくてすむことからブームになったと言われています。

肉とポテト、冷凍パスタだけなどで済ましていた食事が、健康志向の高まりもあり、バランスのよい食事ができるミールキットに置き換わっています。

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